ら抜き言葉の意味とは?日本語的に正しいの?

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ら抜き言葉・・・。

みなさんは何がキッカケで
「ら抜き言葉」について知りましたか?

ら抜き言葉とは、言い回しの一種ですが、
一度気になってしまうとトコトン気になる人もいます。

今回は「ら抜き言葉」を題材にしますが・・・。

実はこの言葉には人を引き付ける魔力があります。

もしかしたらテレビの有名人や知人が、
ら抜き言葉を使っていたら

ものすごく気になってしまう!かもしれません。

その覚悟がある方のみ、読んでいただければと思います!

ら抜き言葉の意味

まず下記の例を見てください。

ら抜き言葉を説明する時の有名な例に、

見る

という動詞があります。

見るという動詞に、
「~することができる」という可能の意味を加えるとしたら、

どうなるか分かりますか?

2つ回答を用意しました。
ちょっと考えてみてください(^-^)

A、見れる

B、見られる

みなさんの回答は、AとB、どちらになりましたか?

正しい回答としては・・・
Bになります!

でも実は現代において、Aも不正解とはいいがたいです。
(これについては後述します。)

カンの言い方はもうお気づきかもしれませんが、
これがまさに「ら抜き言葉」です。

Bの「見られる」が元来の日本語として正しい使い方ですが、
Aの「見れる」というのをよく耳にしませんか?

私個人の感覚としては、テレビも周囲の人も、
BよりAの方が使用人口が多い気がするくらいです。

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ら抜き言葉は日本語的に正しいのか

先ほど、正確にはBが正しいと書きましたが、
Aも不正解とはいいがたい、と少しあいまいな回答をしました。

と、いうのも実はAのようなら抜き言葉の言い回しも、
デジタル辞書やgoo辞書にも載っているからです。

『「見られる」が本来の言い方』、と補足はあるものの、
言葉として一定の評価を得ていることが分かります。

ただし・・・

公式的にはNG

重要な点は、

ら抜き言葉は論文や受験などのような公式色の強いところでは
低評価や減点の対象になりうるということです。

言葉は日々変化していくもので、
柔軟な姿勢は必要だと私も思います。

でも、

「使っている人が多くなってきたから」、
「見られるという言い回しは不自然だから」、

というような理由はあくまでも主観的なものにすぎないという点も
知っておかなければなりません。

ら抜き言葉の論争

実はこの「ら抜き言葉」、結構な論争を呼ぶことがあります。

ネット上でも題材になった記事がたくさんありますが、
15年くらい前、ら抜き言葉論争をわたし自身体験しました。

私が始めて、ら抜き言葉を意識したのは高校生のころです。

「食べれる」と発言した生徒に向かって、国語の教師が
『「食べれる」じゃない、「食べられる」だ!』と言ったのです。

この国語の教師は生徒が、ら抜き言葉を使うたびに
『「○○れる」じゃない、「○○られる」だ!』と言ってました。

教師は本気で怒っていたわけではなく、ネタ半分ではありましたが、

個人的に間違った日本語として気になるし、
生徒にも間違った使い方をしてほしくなかったのでしょう。

それこそ、国語の教師ですしね!(^-^;)

それに対し、注意された生徒は
「みんな使ってるし、いいじゃん!」と反発したのです。

このやりとり(論争)は、
15年経った今でも同じような言い分で起こっています。

ら抜き言葉容認派の言い分

「みんな使ってるし、いいじゃん!」、「言葉は進化するもの!」、
どちらもよく聞きますし、一理あると思います。

他には、

「受け身(受動態)の意味にも取れるし、
ややこしいから早く変えたほうがいい」

という意見もあります。

どういうことかというと、

「食べられる」と言われたら、
「シカがライオンに食べられる」の意味の方にも取れてしまう、

ということです。

これまた一理あるなぁ、と思いませんか?

そういうわけで、ら抜き言葉を支持する側にも、
理にかなっている部分があるからこそ、たびたび論争に発展するようです。

ら抜き言葉に秘められた魔法

最初にも少し書きましたが、実はこのら抜き言葉には、
人の目を引き付ける魔法のような効果があります。

魔法というのはおおげさかもしれませんが・・・。

「ら抜き言葉は本来間違っている言い回しだ!」、
と認識している人は、

他人にら抜き言葉を使われると、
ものすごくそれが目についてしまう!ということです。

もちろん、全員が全員そうではないのですが、
わたし自身結構気になってしまうタイプです。

若いころは挨拶や敬語など、そこまで気にならなかったものが、
社会に出て歳をとるにつれて、

自分自身が気を付けるようになると、
他人が気を付けていないことが目についてしまう、

というのに似ているかもしれません。

自分より年上が平気で間違ったことをしていると、
特に気になるものです。

ましてやそれがテレビのアナウンサーだったりすると・・・。

ら抜き言葉の正誤について知ってしまったあなたも、
もしかしたら魔法にかかってしまったかもしれません!

ら抜き言葉を回避したい!

『ら抜き言葉は使わないようにしよう!』と思った人はもちろん、
『細かいことはどうでもいいよ・・・』と思った人でも、

論文や受験ではNGなわけですから、ら抜き言葉を使わないように、
正しい言葉の使い方(可能動詞)を知っておきたい、

と思ったのではないでしょうか。

そこで、正しい可能動詞について簡単に解説しようと思います!

・・・と、解説の前にあえてちょっとややこしい話をします。

「見れる」という可能形の本来の形は、
「見られる」である、

というのはカンタンな例です。
では、

「売る」

だとどうでしょう。

「売れる」でしょうか、それとも
「売られる」でしょうか。

「見られる」の例から見ると、
「売られる」が正答のように思えます。

でも正答は・・・

「売れる」です。

は!?それって、ら抜き言葉じゃん!!

と突っ込みたくなる人もいるかもしれません。

でも正解は「売れる」です。

「日本語ムズカシイデース」と外国人ばりに
訴えたくなるところかもしれませんね。

実際、私もややこしく感じます。
可能動詞の正しい使い方を調べてみたんですが、

○行の5段活用とか未然形がどうとか、
古文で習うような面倒なことが書いてあって、

読む気を無くしました(汗

でも、いろいろ調べてみたら、
ら抜き言葉を見分ける超カンタンな方法がありました。

知っておいて損はないデス!

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ら抜き言葉の超カンタンな見分け方

本当にカンタンです。
コレだけ覚えてください。

「よう」が付くなら「られる」も付く。

どういうことかというと、

「見る」に「よう」をつけるなら「見よう」になりますよね?

すると、「よう」がついたので「られる」もつくことになりから、
「見られる」が正しいということが分かります。

そこで、さきほどの例の「売る」です。

「売る」に「よう」をつけようとすると・・・

つけられませんよね(^-^;)

「売よう」、「売るよう」もヘンテコすぎて
聞いたことないですし。

つまり、「よう」がつかないので「られる」も
つかないということが分かります。

なので、普段使いしてる可能動詞「売れる」は、
ら抜き言葉ではないことが分かります。

では、いくつか例を出してみます。

「よう」が付くなら「られる」も付く。

ですよ?

・着る
・飛ぶ
・買う
・話す
・起きる
・行く

これらに可能の意味を加えると、
回答は、以下のようになります。

・着られる  - 「よう」が付くなら「られる」も付く。
・飛べる   - 「よう」が付かないのでら抜き言葉にはならない。
・買える   - 「よう」が付かないのでら抜き言葉にはならない。
・話せる   - 「よう」が付かないのでら抜き言葉にはならない。
・起きられる - 「よう」が付くなら「られる」も付く。
・行ける   - 「よう」が付かないのでら抜き言葉にはならない。

どうでしょう。

「よう」が付くなら「られる」も付く。

という合言葉さえ覚えていれば、いちいち単語で
調べなくてもら抜き言葉を誤って使ってしまう可能性はナイです!

この素晴らしい見分け方は、コチラに載っていました。

ら抜き言葉2

ウラワザ

ら抜き言葉は回避したい、

でも、「よう」が付くなら「られる」も付く。

という合言葉を忘れてしまったり、
口頭の場合とっさに考えられない場合もあります。

そんな時の緊急避難用の言い回しが

「~することができる」

です。

例えば
「明日○時には着けると思います。」

と言いたい時「着ける」が、ら抜き言葉にならないか
不安に思ったら

「明日○時には着くことができると思います。」
と言っておけば間違いはありません。

口頭だとちょっと表現が固い感じもしますが、
日本語的な間違いは起こらないので安心です。

まとめ

今回は、ら抜き言葉の意味と見分け方を紹介しましたが、
いかがでしたか?

今まで無意識にら抜き言葉を使っていた人ほど、
「じじいが細かいことうっせぇなぁ~」

と思ったかもしれません。

私はら抜き言葉について、気にはなりますが、
否定するつもりはありません。

ただ、
「間違った日本語使ってるなぁー」とか、
「恥ずかしい大人だなぁ」とか、

思う人は少なからず今でもいます。

「言葉も進化するんだから、
それについていけない人の方が問題」

というのも間違った意見だとは思いませんが、

正しい知識を持って、ら抜き言葉を使わなければ、
誰にも文句を言われませんし、ヘンに評価を落とすこともありません。

そんなに難しいことでもないので、
素直に正しい可能動詞を使うに越したことはない、

というのが個人的な見解ですね。

そうすればいざ、論文でも受験でも講演でも、
困ることもありませんしね!(^-^)

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